2005年10月24日
第14回 売掛金管理
「売掛金」という言葉は日常生活には馴染みの薄い言葉ですが、事業を始めると多くの場合、避けては通れません。「売掛金」というのは、売上に対して代金をもらっていない状態のお金で、言い替えると得意先に対して貸している資産ということになります。
売上の代金をきちんといただくことは、事業をする上で非常に大事ですから、どんな形で行うにしても売掛金管理は必要ですし、帳簿にも正しく反映させる必要がありますね。
そこで、今回は「IJssel会計」のユーザのみなさんから最も質問の多い、「IJssel会計」で売掛金管理をする方法についてご紹介したいと思います。
2005年10月10日
第12回 領収書の山
毎日、仕事に追われ、ふと気が付くと確定申告の季節。何もしていなくて大慌て。
そんな、SOHO・個人事業主の方は多いのではないでしょうか。
私もそうです。
今年も、2005年分の申告準備は何もしていません。
そろそろ、始めないと...と思いつつ、日々の仕事に忙殺されています。
領収書は溜まる一方。
ですので、「IJssel会計」は、とにかく領収書の入力を短時間でできるようにと苦心しました。
私自身が楽をしたい一心です。
そこで、今回は領収書の山も怖くない、「IJssel会計」の領収書の入力についてご紹介したいと思います。
2005年10月03日
第11回 大事な大事なデータファイル
会計ソフトに限らず、多くのソフトウェアはプログラムとデータから構成されます。プログラムを作るのが我々プログラマの仕事であり、データを作るのはユーザです。
プログラムが提供され、そのプログラムを使うユーザの手によってデータが作成されるわけです。
このプログラムやデータはファイルという形で、HDD(ハードディスクドライブ)等の記憶媒体に格納されているのですが、何かのアクシデントによりこれらのファイルが無くなってしまったらどうでしょう。
プログラムは再インストールすれば済みますが、データは影も形もなくなってしまいます。大変です。
ですから、貴重な時間と手間をかけて作成した大事なデータは、ユーザが自分で守らなくてはいけません。
「IJssel会計」では、ユーザの皆さんが自分で自分のデータを守ることができるように、ということを重視して設計しています。
今回は、この「IJssel会計」のデータファイル管理機能についてお話ししましょう。
2005年09月26日
第10回 MS-Accessな訳
MS-Accessというのは、Microsoft(マイクロソフト)社のデータベース管理ソフトで、Microsoft Office製品の一つです。「IJssel会計」は、MS-Accessで開発されていますので、ご利用いただくためには、今のところ、このMS-Accessが必要なわけですが、このことは、ユーザの立場からすれば、重要な問題です。
なぜなら、パソコンを購入すると、通常、Microsoft Office Personal Edition(マイクロソフト オフィス パーソナル エディション)がインストールされていて、Excel(エクセル)やWord(ワード)は使えますが、Access(アクセス)はないので別に購入しなければならないからです。
にもかかわらず、「IJssel会計」の開発に、なぜMS-Accessを採用したのか...今回は、このことについてお話したいと思います。
2005年09月19日
第9回 SOHO向けということ
前回は、「IJssel会計」が他の会計ソフトとは決定的に違う設計思想についてお話しました。今回は、「IJssel会計」のもう一つの大きな特徴であるSOHO向けということについてお話したいと思います。
ところで、今さらという感じではありますが、SOHOとはスモールオフィス/ホームオフィス[Small Office/Home Office]の略で、独立した小規模事業者及び個人事業者、在宅、副業型ワーカーのことです。
つまり、経理も含めなんでも一人でやってる事業主ということが言えます。
そんなSOHOのための会計ソフトとはどんなものなのでしょうか。
2005年09月12日
第8回 簿記を知らなくても入力できる
前回は、会計ソフトを選ぶポイントを4つのタイプに分けて考えてみました。私がフリーランスになり青色申告事業者となって必要となったのは、その中の、「簿記を知らない」「税務申告さえできればいい」というタイプの会計ソフトです。
今回は、この会計ソフトの開発にあたり、簿記を知らなくても使えるようにするにはどうしたらいいかという、「IJssel会計」の設計思想についてお話したいと思います。
設計思想といっても、難しい話ではありません。
その前に、簿記用語がチンプンカンプンという方は、こちら→「番外編 経理入門 まとめ」
2005年09月05日
第7回 会計ソフトの選び方
前回、会計ソフトは開発されやすいということをお話しました。仕訳データさえ入力してあれば、そこから元帳や決算書を作成するのはコンピュータの得意とするところだからです。(仕訳って?元帳って?という方はこちら)
なので、会計ソフトの特徴に、「自動転記」「自動集計」とあっても、それは会計ソフトを使うなら当然のことなので、そのソフトの特徴とは言えません。
会計ソフトの基本構造を図にすると、次のようになります。
2005年08月29日
第6回 勘定科目が難しい
複式簿記の原理はわかりました。(参照:番外編 経理入門 まとめ)仕訳というお金の動きの記録を機械的に処理していくと元帳と決算書が作成され利益を知ることができる。
簡単です。
仕訳さえできれば、あとは自動的に結果が出るのですから。
それなのに、経理は難しい。なぜなのでしょうか?
それは、勘定科目が難しいからです。