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タイトル貸借対照表の現金がマイナス
記事No2590
投稿日: 2012/03/04(Sun) 21:37:01
投稿者tai
お世話になります。

2288で昨年度質問させていただきました。今年も貸借対照表で現金にマイナスが出てしまいます。なぜ出るのか、経理がわかっていないで、このソフトを使っているからだと思います。

知りたいことは、家計用の現金を事業用に移す等調整の本ソフトでの方法です。

以下2288引用--------------------
>> また、現金がマイナスになるのはおかしいので、決算時には調整して下さい。
> これは上記の問題とは別物ですね.たぶん,「家計用の現金」と「事業用の現金」ごっちゃごちゃになっていると思われます.

「貸借対照表」の数字は残高なのでマイナスは認められません。
現金出納帳を管理していない場合は、家計用の現金と混ざるため、計算上残高がマイナスになることもあります。
この場合は、家計用の現金を事業用に移す等調整を行って、「貸借対照表」にマイナスが出ないようにします。
------------------------引用ここまで

この、家計用の現金を事業用に移す等調整をお教えください。


日々の入力は以下の様な感じです。


【振り込まれたとき】
預金通帳から入力でそのまま入力
資産科目:普通預金
科目:売り上げ
入金額:入金された額

【現金を家計用に下ろしたとき】
預金通帳から入力で下ろした額を入力
科目:現金(家計用)
出金額:下ろした額

【いろいろ経費を使ったとき】
領収証を入力で
出金科目:現金(現金を下ろしたときの現金(家計用)とは別物)
支出科目:それぞれの科目
金額:使った経費の金額

貸借対照表を見ると、現金の項目が期首は数万円ですが、期末はマイナスになっています。これを解消するために上記の引用した事が必要になると思うのですが、どのようにしたらいいのかわからないのでお教えください。

また上記科目の集計定義は以下の様になっています。

現金:101 現金 資産
現金(家計用): 116事業主貸 資産
売り上げ:401売上(収入)金額 収入
普通預金:その他の預金 資産

よろしくお願い申し上げます。

タイトルRe: 貸借対照表の現金がマイナス
記事No2594
投稿日: 2012/03/05(Mon) 09:06:13
投稿者菅澤@IJssel < >
参照先http://www.ijsselkaikei.com/
入力科目に「現金」←事業用 と「現金(家計用」があり、使い分けているということでよろしいでしょうか。
集計定義では、「現金」→「現金」、「現金(家計用)」→「事業主借(貸)」となっているかと思います。

現金の残高がマイナスということは、現金の出納管理は実際にはしていないということなので、数字合わせの入力が必要です。
具体的には、「預金通帳(現金出納帳)を入力する」で、
資産科目=「現金」
日付=2011/1/1  
科目=「現金(家計用)」
入金額=(マイナスが解消される金額)
を入力して下さい。

つまり、期首に事業に必要な現金を事業主が個人のお金から出した形になります。
青色申告用メニューから「現金出納帳」を印刷した時に、途中にマイナスが生じるようでしたら、そうならないような金額を「現金(事業用)」から移して下さい。

タイトルRe^2: 貸借対照表の現金がマイナス
記事No2618
投稿日: 2012/03/06(Tue) 19:53:44
投稿者tai
> 入力科目に「現金」←事業用 と「現金(家計用」があり、使い分けているということでよろしいでしょうか。
> 集計定義では、「現金」→「現金」、「現金(家計用)」→「事業主借(貸)」となっているかと思います。

上記の通りです。また現金(家計用)は「事業主貸」に集計定義されていました。


>
> 現金の残高がマイナスということは、現金の出納管理は実際にはしていないということなので、数字合わせの入力が必要です。
> 具体的には、「預金通帳(現金出納帳)を入力する」で、
> 資産科目=「現金」
> 日付=2011/1/1  
> 科目=「現金(家計用)」
> 入金額=(マイナスが解消される金額)
> を入力して下さい。

この操作で無事現金はマイナスが解消されました。ありがとうございます。

ただまたひとつ、事業主貸がマイナスになってしまい、どこかのスレッドでマイナスにならないように事業主借か事業主貸に集計するという記載を見ました。今度は事業主貸がマイナスになりましたので、現金(家計用)を事業主借に集計したところマイナスが解消しました。これでよろしかったのでしょうか?

どちらに集計しても良いというのがよいのであれば、「なぜそうれでよいのか」わからないので、もし可能であれば、お教えいただけると幸いです。

よろしくお願い申し上げます。

タイトルRe^3: 貸借対照表の現金がマイナス
記事No2619
投稿日: 2012/03/06(Tue) 20:43:32
投稿者菅澤@IJssel < >
参照先http://www.ijsselkaikei.com/
> どちらに集計しても良いというのがよいのであれば、「なぜそうれでよいのか」わからないので、もし可能であれば、お教えいただけると幸いです。

法人と違って個人事業主の申告では、事業主個人とのお金のやり取りが発生します。
入金されたお金(事業資産)を生活費に当てたり、支払が足りなければ個人で出します。
決算書(貸借対照表)では、事業に関するものだけわかればいいので、この事業主個人とのお金のやり取りは、「事業主」という科目にまとめて記載します。これは、事業側から見たら「事業主」という取引先とお金を貸したり借りたりしていると考えるとよいと思います。
そして、この貸し借りは決算時には相殺されて、貸している状態か借りている状態かどちらかになります。
貸借対照表では、事業主に貸している状態なら「事業主貸」で資産の部に、借りている状態なら「事業主借」で負債の部に記載します。
借りている状態なのに「事業主貸」に集計しているとマイナスになるので、その場合は「事業主借」に集計し直すことにより正しい貸借対照表になります。

タイトルRe^4: 貸借対照表の現金がマイナス
記事No2620
投稿日: 2012/03/06(Tue) 20:49:33
投稿者tai
とてもわかりやすい説明ありがとうございました。
すべて納得いたしました。