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タイトル赤字だった前年度の繰り越しについて
記事No2285
投稿日: 2010/12/31(Fri) 17:00:03
投稿者tai
お世話になります.
前年度に収支がマイナスとなり,それを繰り越すことが青色申告では可能だと思っています.さて前年度収支がマイナスになっているのですが,これを繰り越すのはデータファイル→新規作成→次期繰り越しファイルの作成で作成して良いのでしょうか?

実はあまり青色申告のことが私自身解っていないので,このソフトでデータがどのような状態になると,収支のマイナスが繰り越された事になるのかが解りません.確認の方法も合わせて教えていただけると助かります.

昨年(2009年)の確定申告書では,事業・営業等の所得の欄が50万ほどマイナスになっています.給与所得などもあり,全体の所得としてはプラスなのですが,事業所得が赤字となっております.この50万のマイナスは全てIJsselで入力したデータです.ISsselで決算書も出力していますが,決算書の貸借対照表内の負債・資本の部の「999 控除前の所得金額」の期末に上記マイナス値(確定申告書)と同じ数値が記載されています.この-50万が繰り越されたファイルで,どこに記載されていれば,正しく繰り越していることになるのかが知りたいのです.繰り越されたファイルの全伝票を見ても,借方科目に現金(家計用),普通預金,現金の三つの科目が繰り越されているのですが,現金は-30万程度でしかなく,どこで確認していいのかが解らないのです.

質問がうまくできていないかもしれませんが,よろしくお願い申し上げます.

タイトルRe: 赤字だった前年度の繰り越しについて
記事No2286
投稿日: 2010/12/31(Fri) 18:19:17
投稿者菅澤@IJssel < >
参照先http://www.ijsselkaikei.com/
結論から言いますと、収支のマイナス(赤字)は繰り越しません。
繰り越すのは、貸借対照表の科目(資産、負債)だけです。
2010年の決算書を作成しますと、2010年の所得が出ます。
確定申告の時に2010年の所得と2009年の赤字分を合わせて申告する形になります。
また、現金がマイナスになるのはおかしいので、決算時には調整して下さい。

タイトルRe^2: 赤字だった前年度の繰り越しについて
記事No2287
投稿日: 2011/01/01(Sat) 21:19:54
投稿者tai
たぶん,質問したいことが伝わってないと思います.

> 結論から言いますと、収支のマイナス(赤字)は繰り越しません。
> 繰り越すのは、貸借対照表の科目(資産、負債)だけです。

収支のマイナス(赤字)と貸借対照表(資産,負債)の違いが分かりませんが,私が繰り越したいのは,2009年に確定申告で申請した損益を繰り越したいのです.これは損益計算書(IJsselで作成したもの)の「青色申告特別控除前の所得金額」とは異なる物でしょうか?便宜的に「収支のマイナス」と書かせていただきましたが,「収支のマイナス」が経理の用語で別の意味を持っているのであればお詫び申し上げます.

> 2010年の決算書を作成しますと、2010年の所得が出ます。
> 確定申告の時に2010年の所得と2009年の赤字分を合わせて申告する形になります。

お恥ずかしい話なのですが,事業は滞っており,年末になって,やっと経費などを入力しようかと考え,新たに繰り越しファイルを作成しようとした次第です.ほとんど入力する経費などはないのですが,水道光熱費ぐらいは申告しようかと考えています.(ここらへんの是非は,「税務署」に相談してみます.)肝心の繰り越しファイルは作成したものの,このまま入力しても良い物かどうか判断つきかねている状態です.「貸借対照表の科目(資産、負債)」が繰り越せると言うことですが,2009年の貸借対照表の資産・負債の部の999「控除前の所得金額」が繰り越せると言うことでしょうか?また確認するにはどのような部分を確認すればよいのでしょうか?またはこれも繰り越せない物でしょうか?

> また、現金がマイナスになるのはおかしいので、決算時には調整して下さい。

これは上記の問題とは別物ですね.たぶん,「家計用の現金」と「事業用の現金」ごっちゃごちゃになっていると思われます.

タイトルRe^3: 赤字だった前年度の繰り越しについて
記事No2288
投稿日: 2011/01/04(Tue) 09:45:50
投稿者菅澤@IJssel < >
参照先http://www.ijsselkaikei.com/
「収支のマイナス」とは「青色申告特別控除前の所得金額」のことです。以後、簡単に「損益」と表現します。
決算書には「貸借対照表」と「損益計算書」があります。
「貸借対照表」とは、財産(資産と負債)の残高を示すものです。
期首では「損益」は0円で、(資産)=(負債)です。
1年間の事業活動の結果、期末には(資産)=(負債)+(損益)となります。
これを繰り越して翌年の期首には、(損益)を0円にリセットします。つまり赤字(損益)は繰り越しません。
具体的には、「貸借対照表」の「事業主借」「事業主貸」「青色申告特別控除前の所得金額」を除く科目の残高を繰り越して、(資産)−(負債)の金額を「元入金」として、資産と負債の合計が同じになるようにします。
繰越データファイルを作成すると、入力科目レベルで繰り越すため、「事業主借」「事業主貸」もデータが作成されるので、不要なものは削除して下さい。
参考:http://www.ijsselkaikei.com/notime/past.html

>> また、現金がマイナスになるのはおかしいので、決算時には調整して下さい。
> これは上記の問題とは別物ですね.たぶん,「家計用の現金」と「事業用の現金」ごっちゃごちゃになっていると思われます.

「貸借対照表」の数字は残高なのでマイナスは認められません。
現金出納帳を管理していない場合は、家計用の現金と混ざるため、計算上残高がマイナスになることもあります。
この場合は、家計用の現金を事業用に移す等調整を行って、「貸借対照表」にマイナスが出ないようにします。